Record 2009
   Against Yokohama college of commerce


 2009年5月10日に行われました横浜商科大学との練習試合の結果をご連絡いたします。

 横浜市大 26−12 横浜商科大学

 連日続いて雨も止み、日差しが差し込んでラグビーをするには少々暑い気候の中、30分×2本のゲームが行われました。
 今回「集中力の継続」というテーマを意識して試合に取り組みました。セブンスの決勝およびOB戦では、トライを取ったあとふとした気の緩みから立て続けにトライを取られ、いったん離れてしまった集中力はその後のゲームを成立させませんでした。
 
 横浜商科大学は昨年5部3位の強豪校です。今年は昨年と変わりシーズンを通して同格や格上の相手と戦う試合が続きます。強豪校に対して試合中どこまで集中力を継続できるかが5部で戦っていくためのキーポイントになるのではないかと感じ今回のテーマを決めさせてもらいました。体格も私たちと比べ一回りも二回りも大きい相手を倒すには選手の意識の統一が大事なんだと集中力という漠然とした言葉ではありますが選手たちに意識を持たせました。
 BK展開から先制トライを取った数分後、ペナルティにより自陣ゴール前での相手ラインアウトからモールでじりじりと押しこまれFWの圧力によるトライを取られてしまいました。
 
 ここからが今回のテーマである集中力の継続を意識しなければいけない場面でした。チーム内互いに喝を入れなおしゲームに戻った結果、そのあと何度も自陣ゴール前に攻め込まれますが、体の大きな相手に対して突き刺さるタックル、そしてボールを絡んでからのターンオーバー。今までのチームには見れなかった執着がそこにはありました。
 アタックの方も、前回の課題であったボールコントロールも少しずつ改善されポイントでのターンオーバーの数も減りました。また各自立ち続ける意識が高くポイントをあまり作らないオフロードでの攻撃も理想としていた攻め方の一つであり今回その片鱗が少し見えたことに手ごたえを感じました。
 結果点差は開きませんでしたが、昨年大差をつけて勝ったどの試合よりも、最後まで我慢して我慢して勝つことができたこの試合がナイスゲームだったと部員に伝えました。この雰囲気の継続ができれば4部昇格も見えてくるでしょう。
 
 ただ、こういったゲームの中にも課題は山ほど出ております。今回、横浜商科大学に勝利したこと、正直言えばチームの自信を高めました。しかしここでで慢心しているようでは4部へは行けません。少なくとも5部にはあと2チーム(千葉大学・東京経済大学)、昨年横浜商科大学より上の順位のチームがいます。また定期戦を行っている首都大学東京など、彼らは昨年5部リーグを戦い抜いてきた経験があります。相手校の棄権などで勝ち星をもらってきた6部上がりの私たちはそういった面で彼らに劣っていることは確かです。順位では私たちが1番下。しかしそこから這い上がっていくことを胸に抱きこれからの練習・合宿・試合に取り組んでいきたいと思います。
 
 最後となりましたが、応援に来ていただきました昭和35年卒牧野陽一様、昭和54年卒山崎正毅様、昭和61年卒八巻和幸様、平成21年卒片岡謙太郎様。昨日は本当にありがとうございました。試合中も何度も頑張れと声をかけていただき、こうやって応援してくださるチームで私たちがプレイできることに喜びを感じております。
 これからもチームのため、そして応援してくださるOB・OGのために日々活動に取り組んでいきます。
 
 次回の試合は6月7日の首都大学東京との定期戦です。会場は横浜市立大学ですが、まだ学校の方から試合開始時間の連絡が来ておりませんので決まりしだいご連絡させていただきます。また今週日曜は医学部ラグビー部のOB戦に助っ人として参加させていただきます。ともに横浜市立大学の名前を背負って戦う部同士お互い協力しつつチームを高めあっていけたらと願っています。
 長文になりまして大変失礼いたしました。どうかこれからも横浜市立大学ラグビー部をよろしくお願いいたします。

主将 高沢友輝