Record 2009
   Against Tokyo Metropolitan University


 2009年6月7日に行われた首都大学東京との総合定期戦の結果をご連絡いたします。

 横浜市大 14−10 首都大学東京

 連日までの雨も止み、暖かい日光に見舞われた当日。総合定期戦ということでいつもの練習試合とは異なり、横浜市立大学・首都大学東京の各参加部活が体育館に集まり、開会式を行い両学長の挨拶や応援団のエール交換とともに定期戦が開催されました。
 
 試合開始直後、敵陣マイボール右セットポイントからFBへのバックスサイン攻撃からウィングに繋いで先制トライ。そして次のキックオフのあと自陣ヤーボールからの相手のBK展開をウィングがインターセプトしてそのまま独走トライ。両トライともコンバージョンを決めて14点市大がリードする形となりました。ここまで開始5分ほど。流れとしては良い感じだと思っていました。
 
 しかしその後は敵陣に攻め込んだとしても、単騎突っ込みやお粗末なダウンボールなどでポイント周辺でのターンオーバーが続き、トライを取らなければならない場面で取りきれないことが続き、逆に前半も終わりに近づくにつれ、相手の連続攻撃から最後はポイントサイドのディフェンスが間に合わずトライを取られる。後半になってもどうしてもトライを取りきれず、最後はペナルティからの戻りの反応に間に合わずトライを許す形となりました。
 
 決して取られるべくして取られたトライではなく、自分達のリカバリーの遅さから隙をつかれた形で取られてしまいました。両方のトライとも前半・後半の終わりの方に取られる形で、スタミナ面で疲れていた部分もあったのかもしれませんが、ここ一番、絶対に守りきらなければならないところに力を入れられない。その弱みが見えました。試合終了後立てなくなるまで走り続けたわけでもないのに、そういった結果になってしまい残念です。
 
 ターンオーバーが多いという点で、主に原因は上に書いたようにボールコントロールや粗雑なプレーから来るものでした。OB戦での課題がそのまま出てしまったように思われます。あのときの課題が横浜商科戦で少しずつ解消されていったのに、それが一試合で抜けてしまう。しばらく試合が空いたせいもありますが、毎試合の課題を一試合で抜けてしまったこと、それを意識させなかった自分にも不満を感じています。
 
 次の試合は2週間後の6月21日。5部暫定1位の千葉大学との練習試合です。今回の課題や意識が直らなければ決していい試合にはならないでしょう。去年までの6部での意識のままでは、5部では通用しないこと深く考えていかなければなりません。
 
 また今回、昭和61年卒八巻和幸様、平成18年卒田中一基様、平成19年卒篠田和敏様がお忙しい中、応援に駆けつけてくださいました。部員一同大変感謝しております。前回の試合のように観戦していて満足していただける内容をお見せできずに申し訳ありませんでした。次の試合では期待に応えしっかりとした形でお見せできればと思います。本当にありがとうございました。
 
 なお閉会式での結果発表では市大が9年ぶりに総合優勝を果たしました。正直9年ぶりという事実には驚きましたが、毎年ラグビー部が市大の勝利へ貢献できるよう来年以降の定期戦でも勝利を掴みたいと思います。また定期戦のため試合中は応援団・チアリーディング部の方々の応援もありました。市大の勝利のために共に応援してくれる仲間がいてくれることは心強く、これからも定期戦以外でこうして応援してくれるようお互いの関係を深めていきたいとチアリーディング部主将と約束を交わしました。個人的ではありますが応援団に中学・高校時代を共にした友人が入り、その心こめた応援に多少恥ずかしい面もありますが気持ちが高まり感謝しきれませんでした。
 
 毎回長文になり申し訳ありません。どうかこれからも横浜市立大学ラグビー部をよろしくお願いいたします。

主将 高沢友輝