Record 2013
   Against Chiba University


 千葉大学戦の速報です。

  市大 22−31 千葉大

 前半を7−12で折り返し、後半残り15分で4点差まで詰め寄りましたが、残り5分を切ったところで得点を許してしまい、大変もったいない試合でした。

 本日の応援は今年卒業の鈴木さんでした。

次の試合を観戦中の首都大グランドから

2013年9月28日 昭和61年卒 八巻和幸   


横浜市立大学ラグビー部OB・OGおよび関係者の方々

 本日も遅くに失礼します。

【星取表】
 各チームの状況は、以下の星取表をご覧下さい。

  http://www.ycu-rfc.com/record/2013/index.html

 2試合目にして自力での4部入れ替え戦は、無くなってしまいました。

 速報をお伝えした後、首都大の中村さんと東経大戦を観戦しました。
 首都大が先制し5−8で前半を折り返したところで、逆光で見辛かったこと何となく東経大の勝利で終わりそうだったので、挨拶をし後半は逆サイドでひとり観戦し、結果は17−42で予想どおりとなってしまい東経大は毎年のことですが勢い付いたら止められません。
 学生達は三々五々解散とのことで、1年生はタッチジャッジとボールボーイ、その他シャワーを浴び観戦に戻ったのは4〜5人でした。


【感想】
 本日は、試合概要の前に感想です。
 不用の方は、読み飛ばして概要・写真をご覧下さい。
 前回のように開始早々での失点や簡単にディフェンスを突破されること無く試合を運んでいたので、もったいない試合でした。残念と言わなかったのは、力量が同じ相手に続けての敗戦だったからです。厳しい言い方ですが、秋シーズンは勝たなくては意味がありませんので。
 この日は選手以外に十名程度の観戦客がおり、概ね市大が善戦している(勝てないと思われいる)という評価でした。
 試合自体は、タッチジャッジをしていた次の試合の東経大スタッフ(50歳代)も4点差になった時には応援してくれるような良い感じのものでした。その他この方には、市大の両ウイングはど素人でパンツもラグパンを履いていないと指摘を受けてしまいました。今年の東経大は、大差での2勝と好調で、11月3日に対戦するときは市大のことをよく観察しておりましたので、十分に警戒する必要がありそうです。
 試合後に厳しい言葉を掛けましたが、エリアマネージメント(キックで地域を進めない)が出来ていなと思われたことは、ボールを相手に渡さないチームの方針と説明を受けました。だとすると戦 術・走力で前進することになりますが、チーム平均の走力(突出した選手はいます)については、他のチームと比べて現状は並以下です。キックを使わないのは、安定したキッカーの不在、成功率6〜7割(見当です)のラインアウトが原因と思われますが、キックと言う武器をひとつ自ら放棄しての戦いは、味方の消耗を招いているようにも見えます。一時プレーを継続することが良い(格好いい)風潮がありましたが、最近見たトップリーグ等の数試合では、状況に応じて的確に陣地を取りに行く(プレーを切る)場面を見かけましたので、こだわる必要はないと思います。
 意見の相違が大きいところだと思いますが、私が見て不思議に感じているプレーのあれこれです。
  ■時間・点差に余裕があるのにペナルティで自陣から速攻を掛ける
   ビッグゲインすることもあるが孤立しターンオーバーされることもある
  ■キッカーがフォワードで後半にミスが出ている
   消耗が激しいのでキッカーはバックスの方が良い(精度が同じなら)
  ■得点されたあと体力温存でゆっくりポジショニング
   相手から市大は疲れているとの声が掛かり士気が上がっている

 以上、私の勝手な感想ですが、同じような見方をする相手チームの選手もいると思います。
 自分達の視線で方針を立てること自体は問題ありませんが、相手チームからどう見えるかという視点も入れて考えないとなかなか通用しないことでしょう。
 最後に序盤戦で目標を失ってしまうと、練習面に加え部員の意欲を保つ事にも力を注がなくてはなりませんので、色々と試行錯誤して頑張って下さい。
 残り試合も応援に行きます。


【千葉大学戦の写真と概要】
 千葉大学戦の写真を掲載しましたので、ご覧下さい。

  http://www.ycu-rfc.com/picture/2013/0928/index.html

 得点経過は以下のとおりです。

  市大 22−31 千葉大
  前半  7−12
  後半 15−19

   前半12分  0− 7
   前半17分  7− 7
   前半36分  7−12
   −−−−−−−−−−
   後半04分  7−19
   後半11分 12−19
   後半16分 12−26
   後半22分 17−26
   後半33分 22−26
   後半37分 22−31

【前半】
 相手キックオフでスタートし途中敵陣に入ることもありましたが、大半は自陣での攻防で最初の得点は、ペナルティからフォワードの突進->即左展開->右展開でした。
 取られた直後のキックオフをターンオーバーし、その後のマイボールラインアウトを一気に押し込んで17分に同点とします。
 しばらく一進一退が続き、12番が痛んで多分1名欠けたマイボールスクラムをターンオーバーされ、逆サイドのウイングに飛び込まれてしまいました。
 その後、マイボールキックオフを22m内側まで攻め込まれ、ターンオーバーしたボールで攻撃中にハーフタイムとなりました。

【後半】
 いつもの悪いパターンでマイボールキックオフから自陣まで攻め込まれ、更にスクラムをターンオーバーされ展開されたボールに対しペナルティを犯し、速攻に対応できず、やってはいけない各ハーフ開始・終了5分での得点を与えてしまいました。
 これで流れを持って行かれたと思いましたが、何故か今年は後半の前半は頑張り、相手ラインアウトミスをターンオーバーし、怒濤の攻撃で引き離されないようにしました。
 反撃開始かと思ったのも束の間、相手キックオフをターンオーバーされ、ゴール前のマイボールラインアウトから出たボールを更にターンオーバーで得点されシーソーゲームとなってきました。
 次のマイボールキックオフは敵陣に釘付けし、ペナルティからのラインアウトはラックとなってしまいましたが、ここは多分バックスでのトライだったようです。
 その後は一進一退で少し時間は掛かりましたが、12番が自陣でディフェンスラインの裏へ出て更にキックで前進し敵陣での攻防となり、スクラムからのボールをバックス->フォワードが一体となってトライをもぎ取り、速報では残り15分とお知らせしましたが残り8分で4点差まで追いつきました。
 デッドとなった相手キックオフで得たスクラムを多分ターンオーバーされ、キックでゴール前まで攻め込まれ更にターンオーバーされ万事休すとなってしまいました。


 今回は、最初に感想を書いてから概要をまとめましたが、エリアマネージメント(ゲームプラン)の問題というより、ターンオーバーの多さが目立つ内容でした。
 なぜ順番を変えたかというと、私の直感などあてになりませんが、危機に陥った原因がミスそのものではなく別の視点でゲームを運んでいたら発生しなかったと感じたからです。
 試合直後に説明を受けたとおり色々な考え方(チームの方針)があって良いのですが、自分達は体力温存のつもりでも相手チームから戦意喪失と思われては台無しです。

2013年9月28日 昭和61年卒 八巻和幸