Record 2009
   Against Tokyo Metropolitan University


 2009年11月1日に行われた首都大学東京との試合結果です。

 横浜市大 17−20 首都大学東京

 主将の高沢です。八巻様からの連絡の通り情けなくも体調を崩し、首都大戦などの結果報告ができずに申し訳ありません。

主将 高沢友輝   




 11月1日に行われました首都大学東京戦の結果と概要です。
 
  市大 17−20 首都大
 
 高沢主将から報告のあったとおり満身創痍での試合となり、スターティングメンバー4人が抜け、後半10分からは14人での戦いとなりました。
 得点経過は、以下のとおりです。
 
  前半24分  7− 0
  前半33分 12− 0
  前半39分 12− 3
−−−−−−−−−−−−−
  後半19分 17− 3
  後半29分 17− 8
  後半37分 17−15
  後半40分 17−20
 
 風下、逆光、マイボールキックオフで試合を開始しました。 キックなどで両チーム前半20分まで一進一退の状態でしたが、スクラムは何度もターンオーバーできるなどフォワードは有利に試合を進めておりました。 この間、バックスで大きくゲインするも簡単にはトライを取らせてもらえず、前半9分でロックが交代となります。 相手ゴール前ペナルティをタッチに出しラインアウトのモールが崩れたので一旦サイドを突いてラインへ回し、しつこく連続攻撃をしかけ前半24分ゴール真下にトライで7−0とします。 前半33分には相手ゴール10mほどのペナルティを速攻して右10mにトライ、コンバートはならず12−0と引き離します。 キックオフ後のキックをカウンターされ防戦が続きゴール正面でペナルティを取られ、前半39分に12−3とされ、残り3分もキックの応酬でハーフタイムです。

 後半は2人目フランカーの交代で始まりましたが、相変わらずスクラムはターンオーバーでき有利に展開していました。 後半6分ゴール前まで攻め込まれたところでプロップが負傷交代で、今期フォワードからバックスへ転向していた選手がフォワードへ入り最後のリザーブを投入して試合再開です。 自陣22m外マイボールラインアウトで出たボールをスタンドがタックルを受け、後半10分から14人での戦いとなります。 フォワードで圧倒していたこともあり、その後は相手陣で展開し、後半19分にゴール前スクラムでターンオーバーしたボールをバックスラインに回して右隅トライして17−3とリードを広げました。 その後しばらくはキックで一進一退でしたが、ゴール前10mまで攻め込まれ、何故かマイボールスクラムから相手に突進され左隅にトライを許し、後半29分に17−8とされます。 この時点ではまだ優位に相手陣で攻め続けていますが、肝心なところでノックオンなどミスが目立ちはじめます。 キックで相手陣10mまで戻されたマイボールラインアウトをミスし、バックスに展開され少なくなっているバックスをそのまま突かれ独走され、後半37分に17−15まで詰め寄られました。 キックオフをノックオンしマイボールスクラムからバックス展開しますが、ミスが出て今度は70mほど走られ後半40分に17−20と逆転されてしまいました。 後半はケガ人も多く3分ほどのロスタイムがあり怒濤の攻めをしますが、流れとは恐ろしいもので圧倒していたはずのフォワードも盛り返し、ついにトライを奪い返すことができずにノーサイドとなってしまいました。

以上および以下の感想は、結果を見てのタラレバ的なものになっていますが、次回も選手の状況は変わらないので対策を練ってもらいたいと思います。
以下、昭和62年卒の窪田洋一と残念会で話したことなど、勝手な感想です。
 ・自分たちが有利な状況に立っているときに、なぜ畳み掛けることができないのか?
  そうしたい意識はあってもできない、それは体力不足からなのではないか。
  上記は2試合見て頂いた窪田さんの感想ですが、今から考えると勝利した横浜商大戦などでも後半は結構簡単にトライを取られていた?
 ・なぜフォワード戦に持ち込まなかった
  特に後半14人と不利な状況でバックス展開を多用したか。
  ミスが起きれば人数が少ない分ピンチが大きくなり、点差も有ったので密集近くで前へ行った方が安全。
 ・選手の交代のタイミング
  実際に戦っている選手には申し訳ないが、交代が早すぎるのでは。
  控えの選手が十分いればいいのですが、14人になってしまうことも予想出来たはずで、すぐに交代ではなく数プレー抜けても復帰できるのであれば人数のハンディを負わずに済んだ。
 ・個人の能力(精度)を高める
  また結果論で申し訳ありませんが、コンバージョンキックが全て入っていたら結果は違っています。
  レベルが上がれば簡単にトライは取れず、今回のように僅差で勝敗が決まる場合があります。
  このような試合では、キックで得点することも重要で、今回も逆転されたあと狙えるチャンスがありました。
  練習時間を2時間ときちんと決めているのなら、キックなど個人でできる練習は精度を高めてもらいたいものです。
 ・自陣からはキックでフォワードを前に出す
  自陣から回す場面を多く見ます(今までゲインまたはトライできた幻想?)。
  理由としては直接タッチを狙えないからだと思いますが、ワンバンでタッチへ出すキックなど、キックの精度と格好悪くても地道に前へ出るプレーに徹する(フォワードが楽になる)。

 前回の文教戦は相手が互角かちょっと上でしたが、今回は市大の方が明らかに上で、写真を見ながらこの解説を書いていてあらためて悔しく思いました。 こんなことを書かれなくても部員達はわかっていると思いますが、医学部依田監督が言っておられたように多少憎まれるような助言も必要かと思いました。 一番悔しいのは部員達ですので、この悔しさを次の創価大戦にぶつけて4部昇格の目標をつないで下さい。

昭和61年卒 八巻和幸