Record 2011
   Against Tokyo Metropolitan University


 首都大学東京戦の速報です。

  市大 24−31 首都大

 真夏のような暑さの中、前半を24−17で折り返し、今日こそはと思いましたが、残念でした。

 本日の応援は、牧野さん、松本さん、窪田さん、安藤さん、光田さんでした。

バス車中から窪田さんと

2011年10月16日 昭和61年卒 八巻和幸   


82年卒業の松本です。

両チームに実力差がなく、非常に均衡した試合でした。トライを取ったり取られたりの両軍が交互に攻める機会のあったた面白い試合であったともいえます。しかし市大OBとして勝利を信じて観戦していましたので、もう少し試合の流れをコントロールできれば良いのになとも思いました。

部員は真剣に試合に挑み、勝利を目指してプレーしていることは感じられました。ただ折角市大がトライを先行しているのに、連続して得点することが出来ずに相手にトライを返されてしまうのは残念でした。相手に得点されたのは市大のミスから陣地を取られたケースが多かったです。リスタートとセットプレイが安定すれば、取ったり取られたりではなく連続して得点の機会を作ることのできた試合でした。

晩に、ワールドカップの準決勝を見たのですが、オールブラックスの陣地を取る際の徹底したプレーと、パントキャッチなどの場面での勇気と正確性に感心しました。トップレベルでは、遠距離からペナルティゴールが入るので、より陣地を取ることの意識が強いかもしれません。

シーズンが深まってくると、負傷者も多くなり、負けが先行した戦績に気が重くなりがちです。
是非、前向きな気持ちで練習に試合に挑んでください。勝敗は一時のものですが、厳しいシーズンを一緒に経験したプレーヤは一生の友人になります。私の時代でも厳しいシーズンでは毎試合大量点を取られ、シーズン中に1勝か2勝することを目指して気持ちを維持したこともありました。今年のチームはまだ残り試合で何度も勝負できる可能性があり、少しでもチーム力を上げる努力をすることで来年以降につなげることができます。

また応援に行きます。

2011年10月18日 昭和57年卒 松本芳武   


 ちょっと遅くなりましたが、10月16日に行われました首都大学東京戦の概要です。

 星取表では、ものの見事に昨年の順位通りの結果となっています。
 得点経過は以下のとおりです。

  市大 24−31 首都大
  前半 24−17
  後半  0−14

   前半02分  0− 7
   前半07分  7− 7
   前半10分  7−12
   前半23分 12−12
   前半29分 17−12
   前半33分 17−17
   前半39分 24−17
   −−−−−−−−−−
   後半05分 24−24
   後半28分 24−31

 既に松本さんから報告のあったとおりですが、時間を追っての解説です。

【前半】
 開始早々の2分に中央にトライされ0−7とされますが、直後の7分にフォワードからバックスへ上手く繋ぎ中央へトライを返し同点とします。
 キックオフミスのスクラムから回されあっさりと再逆転されます。
 その後しばらく自陣での攻防が続き、今度はバックスからフォワードへ繋ぎ23分に同点とします。
 ウォーターブレイク後にキックで攻め込み、相手のミスも手伝って29分にリードしました。
 松本さんからの報告にもあったようにダイレクトタッチ(ミス)で陣地を戻され、逆転した直後の33分に同点に戻されます。
 電話中でよく見ていなかったのですが、多分相手ラインアウトモールからプレッシャーを掛け、どういう展開かわかりませんがフォワードが飛び込んで再々逆転をしました。
 点こそ取られませんでしたが、残り5分は自陣での防戦でハーフタイムとなりました。

【後半】
 勝って折り返し、ミスの多い相手キックオフからも相手陣へ攻め込みますが、ターンオーバーからか自陣へ戻され後半早々の5分に右隅へトライされゴールも決まって追いつかれます(※ここで残念な一言があったのですが個人攻撃のようになってしまうので内容は省略)。
 その後はちょっと焦りが出たのか、まだ早い時間帯なのに自陣から回して体力を消耗するような戦いが続きました。
 それでも走力を活かして敵ゴール前まで攻め込みますがトライは奪えず、ハーフウェーライン付近での攻防となりました。
 7分ほどゴール前で死守しますが、右隅にトライで7点差とされます。
 残り時間は12分ほどですが、どちらも決め手が無くキックを交えながら行ったり来たりです。
 相手ボールで残り2分の声が掛かりプレッシャーを掛け続けます。
 ここも相手ボールスクラムでレフリーの残りワンプレーの声で終わりかと思われましたが、相手スタンドのミスをターンオーバーし3分間に渡って相手22m内で攻め続けましたが得点できずノーサイドとなってしまいました。

 3戦終わってOBの皆さまが言っておられますように力の差は感じられません。
 むしろ他のチームにはいない個人で30m以上も前進できる選手が数名おります。
 前の2試合の相手は今回の市大と同様の状況で逆転勝利、この違いは何でしょうか。

 後半の入り、前2試合の残り10分、逃げ切ろうという気持ちはなかったでしょうか。

 今回はすぐに追いつかれてしまったのでわかりませんが、前2試合の終了間際はそう見えました。
 ここである試合を思い出しました。
 以下が2008年10月12日行われた和光大学との試合の主将コメントです。

  http://www.ycu-rfc.com/record/2008/index20081012.html

 これに対して10月15日に私がメーリングリストでお知らせしたコメントが以下になります。

> 残念な結果でしたが、大変良い試合であったことを付け加えておきます。
> 不戦勝で1ヶ月ぶりの試合とあって前半こそ劣勢であったものの、声もよく出ていて集中力も切らさず戦っておりました。
> 後半に入り動きの鈍くなった相手とは異なり運動量でも勝り逆転トライに結びつけました。
> ここで浮かれることや守りにまわることもなく攻め続けた結果、逆転トライを許してしまったものでした。

 6部と5部で相手に違いはあるかもしれませんが、4年生はこの試合にも出ていますので思い出して見てはいかがでしょうか。
 2008年の和光戦は、20年振りに学生の試合を見たのでこころを動かされたのかもしれませんが、昨年の途中から悔しくなくなってしまいました。
 選手の真摯さは、ただボーと見ている私のようなOBにも伝わってくるものです。
 平成16年卒の添田さん紹介の「もしドラ」は読んだでしょうか。
 今のチームに足りないことは書いてありますので、バカにせず読んでみて下さい。
 試合直前に説教じみた話しで嫌な気分になったかもしれませんが、チームが変わる何かヒントになるかもしれません。

2011年10月22日 昭和61年卒 八巻和幸