Record 2012
   Against Chiba University


 千葉大学戦の速報です。

  市大 12−50 千葉大

 残念ながら奇跡は起きませんでした。
 練習を見て格上とは思いましたが、ちょっと期待しておりました、
 前後半共に開始直後に得点され、チャンスでのミスが響きご覧の結果となってしまいました。
 良かったところは、後半残り20分得点されなかったことでしょうか。

 本日は、若手OBの篠田さん、光田さん、安東さん、平出さんが応援に来てくれました。

 雨の降り出したバス車中(PHSです)から

2012年11月11日 昭和61年卒 八巻和幸   


 千葉大学戦の得点経過は以下のとおりです。
 若手OBが来られたので、今シーズン初の集合写真も掲載してあります。

 まずは、千葉大の試合開始前の練習を見ての感想です。
 今期戦績の良いことが頭の片隅にあったせいか、グリッドでは市大の1.5倍のスパンでみな早く正確なパスを投げており、キックも全員が同じように蹴れて(市大はバックスでも蹴れない選手がおります)、動きにスピードもあり非常に苦戦すると予測されました。
 ただバックスのパス回し、フォワードのラインアウト共に技術は上に見えましたが、完璧ではなくミスも見られましたので、僅かですがチャンスはあると思いました。

  市大 12−50 千葉大学
  前半  5−24
  後半  7−26

   前半05分  0− 7
   前半09分  0−14
   前半13分  5−14
   前半18分  5−19
   前半34分  5−24
   −−−−−−−−−−
   後半02分  5−31
   後半05分  5−36
   後半09分  5−43
   後半12分  5−50
   後半22分 12−50

【前半】
 マイボールキックオフから攻め込み、ラインアウトモールを押し込んでトライかと思われましたが、オブストラクションを取られて、自陣10mのラインアウトに。2次攻撃のキックをカウンターするもターンオーバーされ、フォワードの前進を許し、停滞したところから回されてあっさり先制トライを奪われました。
 敵陣での何らかの反則をスクラムハーフに速攻され自陣ゴール前でのマイボールスクラム。いつの間にか相手5mスクラムでNo.8に飛び込まれて9分に早くも2得点されます。
 敵陣中央でもらったペナルティの速攻を思いとどまってタッチへ。前日練習した横へずらすラインアウトモールが成功して、いい時間帯の13分に5点返して9点差としました。
 直後のキックオフからの失点はしのいだものの、ラインアウトからバックス->フォワード->バックスの連続攻撃でかなりあっさりトライされました。
 その後10分ほどはゴール目前まで行く敵陣での攻防が続きました。ハーフウェイラインからゴール前まで走られたのは何とか止めましたが、マイボールスクラムの球出しを阻止され、フォワードになだれ込まれて、34分に前半最後のトライを奪われました。
 キックオフから敵ゴール前10mまで行きましたが決定的なチャンスにはならず、何とかひっくり返せる19点差での折り返しとなりました。

【後半】
 3トライ差を追いつくためには、先制したいと思っておりましたが、ラインに残っていたNo.8にバックス3人が抜かれ開始2分で得点されてしまいました。
 これで勢いづいた千葉大にブレイクダウンでターンオーバーされ3分後の5分に5トライ差まで広げられてしまいました。マネージャーには怒られてしまいましたが、これでは3桁取られるとぼやいておりました。後で選手から聞いた話しですが、千葉大は100点取ると侮っていたとのことです。
 こうなるとノータッチやターンオーバーなどが続き、9分と12分に得点を許し5-50の45点差で、この時点のペースでも100点台でした。
 ここから先は私もよく覚えておりませんでしたが、写真を見ると雑なプレーには代わりありませんがボールキャリアへのサポートが良くなり、双方グランドを一杯に使った攻防を繰り広げました。そして自陣からバックスのラン、フォワードの突進を繰り広げ、最後はゴール前5mのスクラムから回しセンターが中央突破してトライを奪いました。
 その後は、何度かゴール前まで攻め込まれるも押し返し、得点こそできませんでしたが、最後は敵陣で終わりました。

【感想】
 練習を見ての予測とは異なり実際対戦してみると、大きな力の差は感じられませんでした。
 しかし前半から後半の始めまで、あまりにも簡単に失点してしまい大差を付けられてしまいました。
 速報でお知らせしました「後半残り20分得点されなかった」は、最後の失点が12分なので28分でした。今までは残り10分ほどに破れかぶれの攻撃を行い、大量に失点していたので、これは成長と褒めるところでしょうか。
 ただアタックは単発、ディフェンスも組織的ではなく、気持ちだけで危なっかしく持ちこたえたといったところでした。
 市大が大量失点(東経36、創価36、千葉38点差)した相手に、市大が勝利した神奈川大学は、7、8、15点の差であることを考えて普段の練習を組み立てて下さい。
 他の2大学は荒っぽいチームなので同じようなチームカラーの千葉大との違いは何でしょうか。得点経過には、あまり出てきませんでしたが、特長的だったのは、ミスの後に相手スクラムハーフに何度も速攻で大きくゲインを許していたことです。先週も指摘しましたが、練習でミスをしてもそこで終わっていては試合では反応できません。自然に体が動くようになるまで練習を積んで下さい。
 試合の合間に昨年or一昨年卒業した千葉大OBに、今年は何か特別な事を取り入れたのか話しを聞いたところ、対外試合に重点を置いて取り組んだとのことでした。相当数の試合をこなしたのかとホームページを調べたところ、8月から開幕まで、関甲信2試合、練習試合3試合、合宿2日でした。わかっている結果は、2勝3敗で、格上のチームと戦って成長してきたということでしょうか。
 今年は、1試合を残し勝敗に関係なく5位が確定のようです。昨年6位の千葉大が、1年で1位か2位になれるので、今から準備してみては如何でしょうか。

 1週間空けて11月25日(日)は、市大グランドで14時から今シーズン最後の神奈川工科大学戦ですので、みなさま応援よろしくお願いします。

2012年11月13日 昭和61年卒 八巻和幸